上陸! 台湾編②
さて。台湾ホームポートの基隆は、台北にほど近い。
通常の休憩時間ではさすがにいけないけれど
クルーズがキャンセルになった日は時間がたっぷりあるので
バスで一時間かけて台北にみんなで行ってみた。
いわゆるリゾート地ばかりめぐるので、
この都会感が目新しい。
でもみんな貧乏だし、物価は高いので結局
台北101の足元の夜市で安グルメを満喫。
そしてバスで再び基隆に帰るのだった。
ところで、台風の時にはキャプテンから
「飛んでくるものに気を付けて上陸してね~~」とのんきなアナウンスが入る。
そして、実際台湾の人たちものんき。
台風に慣れているためかよっぽど荒れるまでは
店も屋台も開けているし、バイクもぶんぶん行きかっている。
一番驚いたのは営業中の靴屋さんの軒先で
その家の家族が焼肉やっていたこと。
天気もあれだが、営業中の店前でやっていることに
日本人の私はかなりの衝撃を受けた。
まあ、夕飯食べながらでも接客できるから一石二鳥だよね。
日本にもこれくらいの余裕があってもいいかもね~~
台湾でほかに行ったのは高雄や花蓮、澎湖といった町。
高雄では町のあちこちに金華ハムが干されていて斬新。
日本産の果物も売っていた。
花蓮では、人がほとんど乗っていない移動クルーズだったため
クルー用のツアーが企画され、観光客として訪問できた。
有名な太魯閣渓谷を歩いたり、少数民族のお料理を楽しんだり。
ここで衝撃を受けたのは他国籍クルーの自分大好きさ。
どの場所で写真を撮ろうとも、自分が一番素敵!
自分が一番美しい!とばかりにポーズ、決めポーズ、はいポーズ。
その時一緒だったもう一人の日本人と
半ば憧れを抱きつつ、彼らの延々終わらない写真撮影会を見ていたものだ。